2017年1月31日火曜日

ネットバンキングではキャリアメールの登録が推奨されているが本当に安全か?

ネットバンキングではキャリアメールの登録が推奨されているが本当に安全か?


私が知り得る範囲では、キャリアメールが他の種類のメールアドレスに比べ安全と言える理由はないと思う。


キャリアメールが安全とされる理由の一つにその端末・携帯電話・スマートフォンでしか読めないと考えられていることがあると思うが、どのキャリアのキャリアメールも他の端末・PCで読めるように利便性が高められているため(キャリアメール不要論が叫ばれ、使い勝手を改善していることがセキュリティを害しているという皮肉な結果に)、この点では他のメールアドレスより安全であるとは言えない。この点からはプロバイダメール等、IDとパスワードの設定でWebメールやメールソフトが使えるメールアドレスはやはりセキュリティが高いとは言えない(携帯電話・スマートフォンの電話番号宛に送られるメールであればかなりセキュリティが高まるのではないかと思う)


同じキャリアメールアドレス間では専用線・専用回線が使われ、インターネットを経由しないので、手紙ではなく封書で送付されるのと同じように盗聴(盗読?)の心配はないと言われるが、ネットバンクから発信されるメールアドレスはユーザーのキャリアに合わせて発信されるわけではないので(インターネットを経由するので)、これもキャリアメールが安全と言える理由にはならない(電話番号宛に送られるメールではFAXと同じようにセキュリティは高まると思う)。


フリーメールはサーバーに脆弱性がありハッキングされる危険性が高いとしてフリーメールのアドレスの登録が忌避されているという実情があると思うが、個人情報の漏洩がニュースで報道されるメールアドレスは.com(ドットコム)以外のサーバーに限られ、他のサーバーではあまり漏洩の報道に接することがないので、これもキャリアメールが安全との理由にはならないと思う。むしろ、いわゆるフリーメールでメジャーなところは認証アプリを用いた2段階認証を採用していてIDとパスワードが盗まれてもアクセスできないため、キャリアメールに安全性で劣るという指摘は当たらないと思う。キャリアメールはキャリアを変更すると使えなくなってしまうが、フリーメールは使い続ける限りそのアカウントを保持し続けることができるので、メールアドレスの管理上はフリーメールに軍配が上がる(アカウントの確保のためにフリーメールを有料で使用している人も多いのではないか?)。

結論としてはやはりキャリアメールやプロバイダメールがフリーメールに比べセキュリティが高いとは言えないのではないか。ワンタイムパスワード専用で電話番号宛メールを使うのであればセキュリティはかなり高まると思う(採用されない理由が何かあるのかもしれないが)。

2017年1月17日火曜日

宅配便の配達時間帯指定は無意味ではないか

例えば、宅配便の配達時間帯を14時から16時までの2時間と指定した場合、客はその時間ずっと在宅して待機していなければいけないか?結論としては、再配達でよいというのであれば客には待機している義務はないという結論にならざるを得ない(早く受領したい等の理由でその2時間の間ずっと在宅・待機しているのは客の勝手ということになる)。


本来は指定した時間は外出せずに待機しているべきだと思うが、売り主や運送業者が「交通事情などにより必ずしも約束された時間内に届かない場合があります。予めご了承ください」などと注意書きをしていて、業者にも依るものの、指定された時間内に届かないことがある。


2時間という幅がありながら、その時間内に届けられないというのであれば、客も時間指定をしていても、その2時間の間ずっと在宅しているというわけにはいかない。交通事情等により遅れた場合にさらに30分、1時間、2時間と待たなければならない謂れはない。近くのコンビニに行ってほんの数分不在にしたタイミングで1回めの配達があり不在票が入れられてしまえば、当初の約定通りの16時までの配達という義務はなくなり(もともと法的義務ではないか?)、業者によっては再配達はすべて翌日以降というところもある(初めからコンビニ受け取りにすればよいのかもしれないが、「宅配便」なのだから・・・)。そうであれば、まるまる2時間不在にしたところで客に非はない。指定した2時間の間に来ないので近くのコンビニへ行って帰って来たら不在票が入っていたなどということもある。ということは、そのような配達状況下では客もお届け時間帯を指定しておきながら、その時間帯丸々2時間を不在にするということも受領遅滞とされるべきではない(指定した時間帯にずっと在宅待機している方が阿呆というものか?)。


そうなると配達時間帯指定をする意味はなくなる(最初から一応の目安に過ぎなかったというべきか?)。最初から1回目の配達では受け取れないと考えた方がよい。朝8時や朝10時までの2時間では在宅して受領することは無理なことがわかっていても、そのような時間帯を指定し、敢えてすっぽかし、不在票が入ってから配達作業員の携帯に電話し、今から30分なら在宅しているからと連絡して持って来てもらうのが得策。


客が在宅しているにも関わらず1回目の配達時にいきなり不在票を入れる配達作業員がいる(当然、荷物は持参しない)という話もネット上には出ている(不在票すら入れずに1回目配達時は不在だったという業務記録を残す配達作業員もいるとのこと)。


そのような配達状況であれば、当日配達というのはその日の午後9時までを意味するということなので(私は初め日付が変わらない限り、すなわち、午後11時59分までであれば当日配達なのだろうと思っていた)、配達時間帯を指定しようがしまいが、配達予定日の午後8時には在宅しているというようにし、再配達依頼をしてその日の午後9時までに受領する、という方法を採るのが遅配による不満を避けるには一番いい方法だと思う。ただ、再配達はすべて翌日以降という運送業者の場合には、その翌日以降の(努力目標に過ぎない)希望配達時間帯に配達されないことも普通に起こり得ることだろうし、それを予想し、客の方も再び不在にするということもあるので、配達完了が1週間後や10日後になるのもやむを得ない。


実際、そのような経験談・苦情がネット上では散見される。午後9時では実際に帰宅していなという人も多いかもしれない。改めて24時間365日営業のコンビニの偉大さを痛感する。深夜の歯痛用の鎮痛薬と風邪薬がすべてのコンビニで販売されれば申し分なし。買い置きしてあるが、いざ使おうとなると使用期限が過ぎていたりする。処方箋なしで薬局・薬店で買える薬がなぜコンビニで買えないのか理解に苦しむ。処方箋で指示された薬名の薬を処方箋で指示された数量だけ倉庫から出して患者に渡すのに薬学の知識が必要なのか否かについては私にはわからない。


ネット上では、ある運送作業員が指定した時間通りに運ぶにはどのくらいのコストがかかるか考えるべきだとの意見もあるが、いつ来るかわからないのであればその間ずっと在宅しているわけにもいかない。従い、再配達時にまた不在になってもやむを得ない。結局、荷物をいつ受け取れるかは、神のみぞ知る、ということになる。客は受領できれば儲けものくらいの気持ちで待つしかない。

指定時間内の配達が無理なのであれば、時間指定など最初からさせず、届ける前に登録してある電話番号に架電し、受領できることを確認してから配達するべきではないか?

2016年11月30日水曜日

違法性阻却事由の錯誤と違法性の意識に関する私見・個人的見解

誤想防衛については、故意が阻却され、違法性阻却事由の存否の誤認について過失があれば過失犯が成立する。この結論が判例・通説の立場である模様。

理論的には、違法性阻却事由たる事実の存否につき誤認があった場合には、事実の錯誤として、故意(責任故意)が阻却されると説明される(故意を構成要件的故意と責任故意に分ける立場)。違法性阻却事由たる事実を存在すると誤認した場合、その誤認に過失があれば過失犯が成立する。

問題はこの説に対して、構成要件的故意を認めながら過失犯の成立を認めることに批判があること(ブーメラン現象)。

故意犯の要件は満たさずとも、過失犯としての要件充当性を別論として新たに検討しなおし、要件を満たせば過失犯の成立を認めることに何ら問題はないとの反論もあるが、構成要件的故意(認識・認容)があったという前提で、すなわち構成要件的過失(認識ある過失)はなかったとの前提で議論しているわけなので、過失犯は成立し得ない。実体法上は故意と過失は峻別されて然るべきではないか。

そうであれば過失犯の成立を認めるためには構成要件的故意自体を否定する必要があり、そのためには違法性阻却事由を消極的構成要件要素と解し、違法性阻却事由該当事実の存在の誤認によって、構成要件的故意自体を阻却し、構成要件的過失を認定することにより過失犯の成立を肯定する以外に理論的な説明はあり得ないのではないか(消極的構成要件要素の理論)?

違法性の意識(違法性故意あるいは違法性的故意とも呼べるものか?)については、故意の要件としては違法性の意識は不要と解することでよいのではないか(違法性の意識不要説)?よくわからないが、これが違法性の錯誤の問題であれば(違法性阻却事由たるべき事実に関する認識に誤りはないが、その法的評価に錯誤がある場合)、法律の錯誤として故意を阻却しないとの理解でよく、事実の錯誤として故意を阻却する説との理論的整合性に問題はないのではないか?

違法性阻却事由たる事実を存在する誤認した場合も「禁止」の錯誤として故意を阻却せず(事実の錯誤とはせずむしろ法律の錯誤として扱う)、すなわち過失犯成立の余地を残さず故意犯としての刑の減軽のみを認めることとすれば厳格責任説を採ることも可能(ただ、厳格責任説は故意の要件として違法性の意識の可能性を必要とする立場)。

結局、構成要件・違法性・責任という伝統的な3段階の枠組みを維持し(違法性阻却事由は消極的構成要件要素として構成要件の段階で問題にするということはしない)、違法性阻却事由該当事実が存在しないにも関わらず存在すると誤認した場合は事実の錯誤とせず例外的に「禁止の錯誤」あるいは「違法性の錯誤」(法律の錯誤)とすることで過失犯の成立を諦め、故意犯として刑の軽減のみを認め、不可罰とすべき事例については適法な行為への期待可能性なしとして責任を阻却すればよいものと思う。違法性の意識の可能性は故意の要件としては不要と考え、厳格責任説とは違うが、そのように考えても理論的な不整合は生じないと思う。

2014年6月28日土曜日

Mac PC 外付けドライブへの保存

Mac PCについて外付けドライブへのファイルの保存方法をまとめてみました。


Macを使い始めた頃はFileVault(ホームフォルダ内のFileの暗号化)を利用し、全てのデータを暗号化が完了する前にドライブの容量が足りなくなり、また、元に戻すこともできず、結局再インストールせざるを得なくなりPC内の情報を全て失うということもありましたが(当時はBoot CampでVistaを中心に使用しており、OSXではデータがあまり保存されていなかったのでよかったのですが)、外付けドライブやGoogle Driveに保存するようになってからはFileVault自体を利用する必要がなくなりました。


外付けドライブにデータを保存するようになってからは、ターミナルを利用していてやはり再インストールせざるを得ない状況になりましたが、外付けドライブの内容には影響がなくデータを守ることができました。


最近、私のMacBookのタッチパッドの調子が悪くなり、修理のためにアップルストアに持ち込もうかと考え始め、PC内に保存してあるデータの存在について考えるようになりました。原因はバッテリーが膨らんでタッチパッドを下から圧迫していたことでした。アップルストアに電話で相談しましたところ、私が使用しているMacBookのバッテリーの販売は終了しており、修理も受け付けられないとのことでした。現在販売されているバッテリーを代用できることをアップルストアの方が確認して下さり、一度はバッテリーを交換しようと考えましたが、常に電源に接続したまま使用している状態なので、アップルストアの方に相談の上、バッテリーを外して使うことにしたところ、タッチパッドが正常に動作するようになりました。最近までXPのパソコンが使用されていたとの報道に接すると私のパソコン買い替え時期が特に遅いということはないと思います。


以前からPC本体内にはデータ(文書ファイル等)を保存しないようにしてきましたが、iPhoneやビデオカメラ等で取った画像・動画・音声はデフォルトではPC本体内に保存されますので(iTunesなどのアプリケーションのデータはPC本体内にしか保存できないものと思い込んでおりました)、その保存先を変更する方法について調べたことを簡単にまとめてみました。以下の方法は私(OSX 10.7.5)が実際に行ってみてデータが消えていないことを確認しておりますが、環境により方法が異なるかもしれませんので、実行される場合には、他のサイトを参照の上、くれぐれも慎重に操作されることを強くお勧め致します。


まずDropboxについて
DropboxもPC本体ではなく外付けHDDにローカル保存先を設定できます。クラウドへの保存のみではなくローカルにもデータを保存しておきたいという方にはDropboxの同期という保存方法が適しているかもしれません。ローカルファイルを再インストールにより消滅させてしまったというような場合でもクラウド上にはデータが残るようです。設定方法はhttps://www.dropbox.com/help/89/ja にあります。


ダウンロード先について
ダウンロードしたファイルの外付けドライブへの保存はブラウザの環境設定で指定することができます。


iPhoneで撮影した画像の保存先について
「iPhoto Library」フォルダを外付けドライブへドラッグします。その後に元の「iPhoto Library」フォルダを削除します。


iTunesの曲などのデータについて
iTunesの環境設定から保存先を外付けドライブに変更します。そして、「ファイルを統合」という操作を行いデータをコピーした後にPC本体内のファイルを削除します。詳細はhttp://www.appbank.net/2012/02/23/iphone-news/374049.php にあります。


iMovieで編集する動画ファイルの保存先について
iMovieの場合は設定で保存先を変えるということはせずに、単にiMovieフォルダを外付けドライブにコピーし、PC本体内のファイルを削除しました。http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1325231703 のベストアンサーが非常に参考になりました。


Evernoteのローカル保存データについて
Evernote(Mac)の場合は少し厄介です。まずローカルフォルダが非表示になっていて見つかりません。ターミナルを使って、Evernote保存フォルダを表示できるようにします。私はターミナルを開いた直後にchflags nohidden ~/Library/とコピー&ペーストしてエンターキーを押しました。すると、「ライブラリ」→「Containers」の中に「com.evernote.Evernote」と「com.evernote.EvernoteHelper」が現れました。私の場合はこの2つのフォルダを外付けドライブにコピーし、元のフォルダは削除しました。その後に元の場所に「com.evernote.Evernote」と「com.evernote.EvernoteHelper」のシンボリックリンクを作成することで外付けドライブに保存することができるようになります。ターミナルを開いた直後に「ln -s」とコピペし半角を入れます。次に外付けドライブのフォルダ「com.evernote.Evernote」をターミナルの「ln -s」と半角の後へドラッグ・アンド・ドロップします。そしてその後へ「Containers」をドラッグ・アンド・ドロップしたらエンターキーを押します。同様にして「com.evernote.EvernoteHelper」のシンボリックリンクを作成します。このようにすることで元の場所(PC本体内)にはデータそのものではなく、エイリアスが置かれているだけというような状態になるようです。以下のサイトを参考にしました。



以上でMac PC本体内にある個性のあるデータは殆ど全て外付けドライブに移すことができ、今後もデータは外付けドライブやWEB上(DropboxやEvernote)に保存されるようになり、PC内の情報を気にすることなく修理に出すことができます。


全てのデータの保存先をDropbox内に設定できるかにつきましては調べておりませんが、それが可能であれば、データを失うことなくiCloudの「Macの消去」をいつでも実行できると思われます。


PC本体内に殆どデータを保存せず、結局クラウドということになるのであれば、クラウド(Google)との相性のよいChromeBookやAndroidがハードウェアとしては一番使い勝手がよいはずですが、ハードウェアも自社で製造していて動作が安定している機種を選択するとなると、やはりApple製が無難という気が致します。